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五年間構想を暖め続けた続編、遂に公開
- 2017/06/23(Fri) -
あらすじを読んでね:)

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第265話「真実との邂逅」
- 2017/02/22(Wed) -




























































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KK1修正























──狼狽(うろた)えるな、この通路で死守するのだ!
 奴等を城に入れるな!










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「馬鹿な・・・・・・最新鋭の守衛像が足止めにすらならないとは」


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「侮られたものだ、あのような木偶(デク)で我らを妨げられると思うたか」







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「うおおぉぉッ!!」







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「ぐわッ・・・」
「うぐぉ・・・ッ」















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「──その忠義、責めはせぬ 我らの道を整えなさい
 我らが与えに来たのは死ではなく 業からの開放 永き苦しみの終わり──」








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「一体・・・・・・何なのだ この力は
 マブの邪悪な呪力でも、ラル・ファクの恵みでもない このエネルギーは・・・・・・!?」



「理解が及ぶはずもない 我らの内にあるのは 野蛮な魔術などではない
 古代モラ族の始祖たる者の叡智 ノア・ストーンを生み出す原理・・・・・・」











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「『忌むべき力』よ──!!」







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「! 待て、雪羅」







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「退け、お前達では相手にならぬ」







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「突然の訪問に驚いたぞ 久しいな、アーディス」









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「ジルガ・・・・・・出迎えご苦労 そこを通せ 我らはノア・ストーンとの決着を果たしに来た」



「相変わらずだな 頑なにノア・ストーンの恩恵を拒むか その女は?お前の妻か?」



「軽々しく嘲るな 彼女は・・・・・・」









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「アーディス、よい」








KK17r修正
「・・・魁偉(かいい)だな、ジルガと言ったか
 我は今宵この島を、延いてはこの星をなわめから解き放ちに来た 始祖達の呪縛を断ち切るのだ」










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「世迷い事を・・・アーディスと同じ類の愚か者か
 ノア・ストーンは英知の結晶 理知を抱き、知識を愛し、知恵を高めるのが人の本質
 その事はお前も認めるはずだ、アーディス」



「・・・・・・」





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「秩序と調和を求め、文明の実が熟(う)むのを喜びとする人間だからこそ、
 夜と牙の怖れを遠ざけ、石と泥の穴ぐらを脱し、地の王としての笏を握っているのだ
 遥か昔、一度限り失われた古代モラ族の英知を取り戻すために
 ノア・ストーンを制御し、操ることに何を躊躇う 人類に与えられた祝福の種を踏み砕こうというのか!」















「祝福だと?」


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「ノア・ストーンは祝福などではない──呪いだ!」





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「ジルガ・・・・・・お前には真実を話しておきたい 例え聞く耳を持たぬとしても それが義であろう」



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「・・・・・・」






















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およそ一万三千年前・・・・・・栄華を極めた古代モラ文明が謎の災厄によって崩壊した原因を
我々二人は、あの「時の祭壇」を通して垣間見たのだ。

ノア・ストーンは万物を生み出す力を持つ計り知れぬ存在・・・・・・
だが、それを生み出したのは古代モラ族。
彼ら古代モラ族がノア・ストーンに与えたのは単なる活動力だけではない・・・・・・知力だ。

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どんなに莫大なエネルギーも、それのみで短期間に緻密に設計された様々な生物を生み出すことは出来ない。
彼らはノア・ストーンに知能の種を植え、知識の水を注ぎ、英知の実を摘み取り、生物の創造を行ったのだ。

ノア・ストーンの力の偉大さのあまり、あの巨石はもはや「支配権の象徴」となった。
そして、支配する力を求めて人々がノア・ストーンを奪い合い、争いが起こり、戦火が世界に広がりはじめた・・・・・・

御しきれぬ戦争が激しさを増し、人類の生存を脅かし始めた時、古代モラ族は決めたのだ。
自らの手で生み出した呪いとなった石を、自らの手で砕こうと──





それが災厄の始まりだ。ノア・ストーンは滅びを拒んだのだ。
肥大した力と知能を持ったノア・ストーンは、自らの主人達に憤り、
古代モラ族から力を奪い、皮肉を込めて彼らを人より少し劣った生物、猿の如き容姿に変え、辱めた。

主人を滅ぼすことは与えられた理知が許さなかったのだろう・・・
だが、もはやモラ族はノア・ストーンに半ば支配されるようになってしまった。

狂気を宿したノア・ストーンが他の種族の手に渡るのを怖れたモラ族は、
大陸から遥か遠くの島に石を移し、島を雷雲で封じたのだ。








ノア・ストーンは意思を持っているのだ。そして今、狂気を孕み、人類を憎んでいる。

ノア・ストーンを操る、と言っていたな。思い違いも甚だしい。
今の人間はノア・ストーンの狂気に翻弄されているのだ。
塵のような力の断片を与え、争いを招き、屍の山を築いてほくそ笑んでいるのだ。
時の祭壇で垣間見える未来の可能性──戦乱の時代を見れば分かるだろう。
強き者に奇跡を与え、敗者に呪いを与え嘲(あざけ)る様を。



































KK24修正
「──災厄以後、ノア・ストーンは心を閉ざし・・・・・・その声を聞ける者はいなかった。
 彼女、雪羅が現れるまでは」






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「何者なのだ?常ならぬ妖しき力を見せたな マブ信徒の類とは思えぬが」




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「遥か未来、貴方達の暦でモラ暦20520年から私は来た。
 忌まわしきイーゴの手の業・・・ホムンクルスの一人に過ぎない」




「二万、・・・・・・予言にある破壊神の顕現、雪と死の時代より三千年以上先の未来だと?」










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「私の生み出された時代では、イーゴがノア・ストーンを完全に御して神のように振る舞い、地上の再創造が始まっている。
 私はあの美しい地が、無数の屍と狂気の上に成り立っていることを知ってしまった。
 世界の偽りを封じようとするイーゴから辛くも逃れ、
 吹雪く山の頂に残る古い遺跡から見い出した「時の祭壇」を用い・・・『ここではない、どこか』を願った。」

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「その時に与えられた名が「雪羅」。雪と羅(うすもの)だけで身体を覆い、
 サスール・アルターの傍で倒れていた私を見つけたのが・・・・・・彼よ」
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「私のここでの経緯を語れば長くなるけど・・・時間はあまり残されていないわ。
 あなたが答えを出す番よ」





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「時間が残されていない?何ゆえ急ぐのだ」





「再創造された生物には、彼の・・・ノア・ストーンの声が聞こえるのよ。
 ほんの少し前、私がこの時代に降り立って初めて・・・『彼』の声を聞いた」
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「彼はイーゴを招き始めた」


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「・・・・・・!」



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「ノア・ストーンの開放・・・それだけは阻止せねばならない」





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「イーゴなど恐るるに足らぬ。
 実際この九年間、時の祭壇で垣間見えるあらゆる可能性や予言を退けてきた。
 イルミナとイーノス様が結託している今・・・」


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「──それが危険なのだ!お前は『イーゴ』を見たことがあるのか?」



「・・・・・・

 奴は今、巧妙に姿を眩ませている。貴様等が奴を見たとでもいうのか?」



「お前自身が何度も見ている。単刀直入に言おう」
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「イーノスの影・・・・・・二つ目の人格、それがイーゴだ」

「ノア・ストーンはイーノスの中に潜む狂気に気付き、深く同調している
 奴にノア・ストーン開放の秘術を授けるだろう」









「力を貸せ、などとは言わぬ。ただ道を開けてくれるだけでよい」




「・・・・・・気付いていたとはな。
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 私とて知っていた。お前達より前から、イーノス様の心を虜にせんとする邪(よこしま)な影に。
 だがイーノス様は、古代の選民たる誇り、一族の意地を捨て、国や民族を問わず、人々を救わんと奮闘している。
 私は信じているのだ、あの方の光が影を振り払い、血と憎悪の歴史を変えることを」






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「・・・・・・俺は、俺の今までの生き方に嘘はつかぬ」




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「ジルガ・・・・・・」
「アーディス、諦めましょう。人は己の信じたいものを信じるのよ」






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「『ノア・ストーンとの決着を果たしに来た』と言っていたな。
 イーゴを退けられたとして、お前達だけでノア・ストーンをどうしようというのだ」




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「再創造を行うイーゴは、ノア・ストーンを操る術(すべ)を確立している。
 私もその知恵の幾らかを授けられた・・・イーゴの忠実な僕だった」








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「私は、ノア・ストーンを狂気から解き放つ。そして・・・・・・









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「古代モラ族がこの星で生み出した負の遺産を、彼らの始祖・・・
 星々の間に住む者達に、送り返す」







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「・・・・・・古代モラ族の始祖は、この星のものでは──」






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「──!聞こえる、ノア・ストーンの招く声が!」


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「ジルガ、もう時間はない・・・押し通る」



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「懐かしいものだな・・・来い、アーディス 昔のように稽古をつけてやろう
 お前達が正しいと信じるのなら、我が前で力にて示せ!」






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「行くぜ・・・・・・ 兄貴」



続く。
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第266話「筋肉との邂逅」
- 2017/02/22(Wed) -

前回

※注意
前々回の記事を読んでおかないと本当に意味が分からない 読んでいても分からない



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「行くぜ・・・・・・ 兄貴」














































































































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は?


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「兄貴ーーーー!!?!」

「ばっ バカな あいつはこの前ブッ倒したはずじゃ・・・・・・」








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「──我 『筋肉』を悟れり──」







「強健なる肉体こそ、命にして力 その右に宿る心を守るは、逞しき大胸筋
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 人は精神にて立つに非ず 雷(いかずち)に撃たれ身を捩りながらも育つ大木の如き大腿筋にて大地に立つ
 人は言葉にて守るに非ず 嵐に晒され幾度折られようと張り伸ばす大枝の如き上腕筋にて守る
 その者の命永らえること 巨木の如し 獣達はその木陰に平和を見い出し、鳥達はその枝葉に安息を得る──」





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「また性懲りもなくブチ壊しにきたわね、アンタは!」

「う、美しい詩だ・・・・・・」










「世界の命運を託されし者達よ・・・・・・我が誘(いざな)いに応えよ!!」
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「しまった・・・・・・!『執行者の外衣』が・・・・・・」




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「『解除』された・・・・・・!?」

「イヤ、あんたには何もしてない!」
























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「ッ・・・・・・ ここは?」




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「『筋肉の狭間』・・・・・・ 己の肉体を精錬し、世の理を探求する精・・・いや筋肉世界だ」


(今こいつ『精神世界』って言おうとした)な なによその暑苦しい狭間は・・・・・・」
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「この空間に来てから異常に体が重いわ・・・これは一体・・・」





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「うう、む・・・・・・ここは・・・・・・?」
「アーディス!気が付いたのね というか最低のセンスねそのパンツ」








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「リコール プロテイン!」



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「この空間では筋トレに必要なものは何でも生み出せるのだ・・・・・・」





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「な・・・なんと素晴らしい世界!!」



「なるほど・・・・・・この強い重力空間で筋肉が育つというわけか」
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「うわ!!」「兄貴!」








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「磨き上げられた肉体を持つ強健なる兄弟・・・・・・そして無限の可能性を持つ『新人類』よ」




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「己の全てを持って、我と闘え!この空間では永劫も刹那──定め無き闘いの末に、地上を牧し、星を護る比類なき力を得よ!!」




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「弟よ・・・お前との決着は後回しだ 我ら三人で奴を打ち倒すのだ!」「応!」「勝手に入れないでくれる!?」









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「来い!その力・・・・・・見定めてやろう!!」
うおおおおお!!














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「今日は・・・・・・風が騒がしいな」
- 2016/10/12(Wed) -
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